プリセット
設定画面の「プリセット」の選択肢は、「標準」と「自分用」の 2 層です。標準はアプリに同梱され、アップデートで置き換わります。アプリの中のファイルは編集しないでください。自分用は、設定画面で作ります。アップデートでは消えません。旧書式の CSV は読み込みません。
標準プリセット
同梱しているのは次の 10 個です。
| プリセット |
|---|
| JR東基地局(352.526250 MHz / D1〜D7+共用波) |
| JR東基地局・音声込み(352.526250 MHz / 音声14波+D1〜D7+共用波) |
| JR東移動局(336.026250 MHz / D1〜D7+共用波) |
| JR東移動局・音声込み(336.026250 MHz / 音声14波+D1〜D7+共用波) |
| JR東海基地局(352.618750 MHz / D4 データ波+音声波) |
| JR東海移動局(336.118750 MHz / D4 データ波+音声波) |
| JR西日本基地局(352.526250 MHz / 音声12波+D2〜D7+共用波) |
| JR西日本移動局(336.026250 MHz / 音声12波+D2〜D7) |
| 京急・京成基地局(146.470000 MHz / CH1〜CH3 データ波+音声波) |
| 京急・京成移動局(142.470000 MHz / CH1〜CH3 データ波+音声波) |
無線機は、プリセットを必ず 1 つ選びます。全チャンネルから自由に選ぶ「カスタム」はありません。
自分用のプリセットを作る
- 設定画面の無線機カードで、元にするプリセットを選び、「複製…」を押します。波が無い状態から作るときは「新規…」を押します。
- 編集画面で、表示名、中心周波数、チャンネルの表を直します。新しい周波数の波も足せます。
- 「保存」を押します。検証に通らないときは、該当の行に理由が出ます。
保存すると、再起動しなくても「プリセット」の「自分用」に出ます。実行中の無線機には、次に確定したとき(「確定して反映」)、または次の開始から効きます。
自分用のプリセットを選ぶと、「編集…」「書き出す…」「削除」が出ます。削除するプリセットを無線機が使っているときは、別のプリセットに変えて確定してから削除してください。
人に渡すときは、「書き出す…」で TOML ファイルにし、受け取った人が「読み込む…」で選びます。標準の ID と重なるときは、ID の前に user- が付きます。同じ ID の自分用があるときは、上書きするかを確認します。
自分用の置き場所
- macOS
- Windows
~/Library/Application Support/jp.porta-gate.jrd-receiver/presets/
%APPDATA%\jp.porta-gate.jrd-receiver\presets\
手でファイルを置いてもかまいません。次の起動で読み込みます。画面から保存すると、ファイルのコメントは消えます。
書式
TOML を使います。拡張子を除いたファイル名がプリセットの ID になり、使える文字は小文字の英数字、-、_ です。
format = 1
label = "JR東基地局(D1のみ)"
center_hz = 352526250
tables = "jr-east"
[[channels]]
id = "d1_down"
name = "D1ch データ波 基地局"
freq_hz = 352631250
direction = "down"
kind = "data"
group = "D1"
| キー | 内容 |
|---|---|
format | 書式の版。今は 1 です。省略できません |
label | 設定画面に出す表示名。空は不可 |
center_hz | プリセットを選んだときに入る中心周波数。Hz 単位の正の整数で書きます。100 GHz 以下 |
tables | 対応表の接頭辞。data/ の <接頭辞>-stations.csv などを選びます。省くと jr-east。小文字の英数字、-、_ |
channels[].id | ファイルの中で一意。記録の ch 欄に出ます |
channels[].name | 波の名前。記録のファイル名になります |
channels[].freq_hz | 周波数。Hz 単位の正の整数で、ファイルの中で一意。100 GHz 以下 |
channels[].direction | down(基地局)か up(移動局) |
channels[].kind | data(データ波)、common(共用波)、voice(音声波) |
channels[].group | 画面の短い表示(D1、K1 など)。空は不可 |
channels[].pair | 省略できます。対になる波の ID で、同じファイルの中にあること |
- 未知のキーはエラーになります。
channelsは 1 つ以上必要です。nameは、ファイル名にしたときに空にならず、ファイルの中で重ならないこと。- 周波数が、ほかのプリセットと重なってもかまいません。
中心周波数から 10 kHz 以内の波があっても、読み込みはできます。ただし、中心から 10 kHz 以内の波は監視できません。
どの波にも、JR東日本向けの復号器を当てます。波ごとに復号方式は選べません。ほかの方式の波は復号できません。
標準プリセットの波の ID
データ波と共用波の ID は次のとおりです。
| チャンネル | 下り(基地局) | 上り(移動局) |
|---|---|---|
| D1 | d1_down(352.63125 MHz) | d1_up(336.13125 MHz) |
| D2 | d2_down(352.6375 MHz) | d2_up(336.1375 MHz) |
| D3 | d3_down(352.64375 MHz) | d3_up(336.14375 MHz) |
| D4 | d4_down(352.65 MHz) | d4_up(336.15 MHz) |
| D5 | d5_down(352.65625 MHz) | d5_up(336.15625 MHz) |
| D6 | d6_down(352.6625 MHz) | d6_up(336.1625 MHz) |
| D7 | d7_down(352.66875 MHz) | d7_up(336.16875 MHz) |
| 共用 | common_down(352.625 MHz) | common_up(336.125 MHz) |
音声波は 14 波あります。D1〜D7 のチャンネルはそれぞれ第1波と第2波を使いますが、線区によって使う波が違うので、1 つの波を複数のチャンネルが使うことがあります。名前には、その波を使うチャンネルを全部並べます。ID は周波数の低い順の通し番号で、チャンネルの番号とは対応しません。下りは次のとおりです。
| ID | 周波数 | 名前 | ch の表示 |
|---|---|---|---|
v1_1_down | 352.5375 MHz | D5ch・D7ch 音声第1波 基地局 | D5/7-1 |
v1_2_down | 352.54375 MHz | D2ch・D7ch 音声第1波 基地局 | D2/7-1 |
v1_3_down | 352.55 MHz | D3ch 音声第1波 基地局 | D3-1 |
v1_4_down | 352.55625 MHz | D1ch 音声第1波 基地局 | D1-1 |
v1_5_down | 352.5625 MHz | D3ch 音声第2波・D4ch 音声第1波 基地局 | D3-2/D4-1 |
v1_6_down | 352.56875 MHz | D1ch 音声第2波・D6ch 音声第1波 基地局 | D1-2/D6-1 |
v1_7_down | 352.575 MHz | D2ch 音声第1波 基地局 | D2-1 |
v2_1_down | 352.58125 MHz | D3ch・D4ch・D6ch・D7ch 音声第2波 基地局 | D3/4/6/7-2 |
v2_2_down | 352.5875 MHz | D5ch 音声第2波 基地局 | D5-2 |
v2_3_down | 352.59375 MHz | D2ch 音声第2波 基地局 | D2-2 |
v2_4_down | 352.6 MHz | D4ch 音声第2波 基地局 | D4-2 |
v2_5_down | 352.60625 MHz | D2ch・D5ch・D7ch 音声第2波 基地局 | D2/5/7-2 |
v2_6_down | 352.6125 MHz | D3ch・D6ch 音声第2波 基地局 | D3/6-2 |
v2_7_down | 352.61875 MHz | D1ch・D4ch 音声第2波 基地局 | D1/4-2 |
上りの ID は、末尾を _up にします(例:v1_2_up)。周波数は、どの波も下りの 16.5 MHz 下です。
プリセットが変える設定
プリセットを選ぶと、中心周波数が入り、その時点の窓幅の受信窓に入る波が監視になります。窓幅(サンプルレート)、ゲイン、デバイスの設定は変えません。標準のプリセットは、窓幅 1.024 Msps 以上で使う前提で中心周波数を決めています。256 ksps の窓では、音声込みでない JR東のプリセットは 1 波も入りません。中心周波数は、個体に合わせてずらせます。ずらしてもプリセットの選択は外れません。
読み込めないとき
自分用のファイルに不備があると、そのファイルだけを外し、ファイル名と理由を画面に出します。標準とほかの自分用は、そのまま使えます。自分用のフォルダが読めないときは、自分用を 0 件として起動し、理由を出します。
使用中のプリセットから監視していた波が消えたときは、その波を監視から外し、設定を保存して、外したことを画面に出します。周波数・種別・向きを直しただけの波は、監視を引き継ぎます。
同時に使うプリセットで、同じ ID なのに周波数・種別・向きが違う波、または同じ名前なのに ID が違う波があると、確定できません。エラーには、両方のプリセットの表示名と、食い違った波の名前と周波数が出ます。記録が別の波と混ざるのを防ぐためです。